HIROBA
<光る野原を 君にあげたい>の最後一行。 彩瀬:よく他の作家のひとと、「ひとつのお話をずーっと嘘のない形で書いていくと、最後のほうでやっと普遍性に触れられる」み…
1か月ぐらいスケジュールが空いたとしたら。 彩瀬:たとえば、水野さんが洞窟に閉じ込められて、もうひとりだけ。音楽を作っても聴くのは自分だけ。自分の魂を慰めるため…
作者の人間くささが、出ている小説と出てない小説。 水野:物語って、フィクションじゃないですか。一方で、現実の彩瀬さんが経験されている日々や、考えていることがあっ…
五感が働く細部の感覚をみちみち書くのが好き。 水野:小説家Z。このコーナーは小説家の方、物語を作られている方に、どのように物語世界を作っているのか、なぜ物語を書…
「こんなラーメンが食べたい」でもいい。 水野:問いを立てる上で、いちばん最初にするべきはなんですか? 何を心がければいいですか? 宇野:問いを立てるということは…
プラットホームからの自立。 水野:場づくりで言うと、YouTubeでいわゆる「~してみた」みたいなネイティブなYouTuberだけじゃなく、芸能の世界からYouTubeに転身して成功…
2022年3月31日 12:00
<光る野原を 君にあげたい>の最後一行。彩瀬:よく他の作家のひとと、「ひとつのお話をずーっと嘘のない形で書いていくと、最後のほうでやっと普遍性に触れられる」みたいな感覚について話し合うことがあります。たとえば、オリエンタルランドのアトラクションとかって、安全な設計がされていて、ここで上がって落ちて、キャーッ!ってなって、最後は出口まで連れてってくれて、「ばいばーい」ってなるじゃないですか。それ
2022年3月30日 12:00
1か月ぐらいスケジュールが空いたとしたら。彩瀬:たとえば、水野さんが洞窟に閉じ込められて、もうひとりだけ。音楽を作っても聴くのは自分だけ。自分の魂を慰めるための曲を作る。ってなったら、今とはまったく違う曲を作られますか?水野:作ってみないとわからないところがあるんですけど…。曲を作ることは間違いないですね。彩瀬:あぁー。水野:2~3年前、すごく忙しかった時期、本当に疲弊して精神的に
2022年3月29日 12:00
作者の人間くささが、出ている小説と出てない小説。水野:物語って、フィクションじゃないですか。一方で、現実の彩瀬さんが経験されている日々や、考えていることがあって。その元の“原液”とフィクションとの距離ってどれぐらいのものですか?彩瀬:私はそんなに遠いほうではないんだと思います。幻想的な風景や物語を書いているときでも、根っこの部分の起伏というか、喜怒哀楽や、「何か今すごく不思議な感覚があった
2022年3月28日 12:00
五感が働く細部の感覚をみちみち書くのが好き。水野:小説家Z。このコーナーは小説家の方、物語を作られている方に、どのように物語世界を作っているのか、なぜ物語を書いているのか。2つの軸をテーマにお話を伺っていくトークセッションです。今回のゲストは作家の彩瀬まるさんです。よろしくお願いします。彩瀬:よろしくお願いします。水野:まず彩瀬さんとの繋がりのスタートラインとして、HIROBAの『OT
2022年3月27日 12:00
「こんなラーメンが食べたい」でもいい。水野:問いを立てる上で、いちばん最初にするべきはなんですか? 何を心がければいいですか?宇野:問いを立てるということは、今そこに物事があるとき、目指すべきビジョンを持つことなんですよ。水野:ビジョン。宇野:たとえば、僕はあるワイドショーに何年か出ていたんですけれど。シングルマザーがネグレクトして子どもを死なせてしまったというニュースがあって。そ
プラットホームからの自立。水野:場づくりで言うと、YouTubeでいわゆる「~してみた」みたいなネイティブなYouTuberだけじゃなく、芸能の世界からYouTubeに転身して成功を収めている方がたくさんいらっしゃるじゃないですか。既存の大手芸能事務所の枠組みにはまらず、個人の力で利益を得たり、成功をしたり。これ、一面ではすごくいいことなんだけど、新しいことをしたわけじゃなくて、あくまでYou