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関取花 連載 「はなさんさん」

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#関取花

関取花 連載 最終回「はなちゃんちゃん」

関取花 連載 最終回「はなちゃんちゃん」

ラジオに出演させていただくと、初めてお会いするパーソナリティの方から「なんてお呼びしたらいいですか?」と聞かれたりする。普通だったら名字にさん付けで呼ぶのが一般的なのだそうだが、関取も花もどちらも同じくらいインパクトがあるため迷うそうだ。もちろん私はどちらでも大丈夫と答えるのだが、そうすると大抵の方は「花さん」と呼んでくれる。これだけでもだいぶ嬉しいのだが、さらに嬉しいのは、二回目の出演があった時

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関取花 連載第29回「どすこい VS 無人レジ」

関取花 連載第29回「どすこい VS 無人レジ」

技術の進歩と時代の流れが合わさって、いよいよレジの無人化が本格的に進んできている。私がよく行くスーパーには、計6台の無人レジがある。それでもスペースは有人レジ2台分くらいだし、お店的には人件費もかからない。会計の流れもいたってスムーズだ。何かあれば無人レジの担当スタッフさんが駆けつけてくれるし、なるべく人と接触せずに過ごしたい昨今の状況を考えても、ありがたいなと思う点はたしかに多い。世の中に導入さ

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関取花 連載第28回「今年も変わらず」

関取花 連載第28回「今年も変わらず」

年末年始は実家に帰った(もちろん家族全員の体調を事前に確認した上で)。どんな状況の中にあっても、一年の終わりと始まりはやはり家族と過ごしたい。こんなことを言ってしまうと大げさかもしれないが、「私はこの人たちのために生きているんだな」と実感することができる。心底リラックスした時間を過ごすことで、結果的に自分が本当に大切にしたいことが自然と見えてくるのだろう。家族に笑ってほしいからこれからも仕事をがん

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関取花 連載第27回「むくみが気になるお年頃」

関取花 連載第27回「むくみが気になるお年頃」

少し前、久しぶりにバラエティ番組の収録があった。普段テレビの中でしか見ない芸能人の方々に会うのは、いまだにとても緊張する。正直やっぱりオーラが違うのだ。芸人さんもタレントさんも、みんなキラキラしている。街中で見かけたらきっと、すぐにただ者ではないことがわかるだろう。そんな人たちのところにしがないミュージシャンの私みたいな者がノコノコお邪魔させていただくわけだから、数日前からドキドキして落ち着かなく

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関取花 連載第26回「拝啓、グラノーラ様」

関取花 連載第26回「拝啓、グラノーラ様」

フルーツグラノーラにハマっている。ここ数カ月はレコーディングやそれに伴う作業や打ち合わせ、初のエッセイ本発売など、ありがたいことに色々とやることが多く、正直あまりゆっくりご飯を食べている時間がない。しかし私は朝ご飯だけは絶対に食べたい派である。さてどうしようかと悩んでいたある日、スーパーのシリアルコーナーへ立ち寄った。

すると、そこには結構な数のフルーツグラノーラが並んでいた。実家にいた時はよく

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関取花 連載第25回「結界を張った日」

関取花 連載第25回「結界を張った日」

先日、一人でふらりと出かけた時のことである。その街は私の最寄り駅から電車で10分もしないで行けるところなのだが、服屋、雑貨屋、家電量販店、映画館など、一通りの店や施設が揃っている。大きすぎず小さすぎず、規模感がちょうどいい。その感じが逆にお洒落な雰囲気を醸し出していて、雑誌などでもよく特集される結構有名な街である。

その日は自宅での原稿仕事が思いの外はかどったので、たまのご褒美に晩ご飯でも食べに

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関取花 連載第24回「地球の情緒」

関取花 連載第24回「地球の情緒」

いやあ、地球の情緒がやばい。年々やばくなっている。なんなんだ、ここ最近のこの不安定な天気は。

昨年自分のブログでも地球の情緒については書いたのだが、それは単純に暑すぎるというシンプルな文句だった。しかし今年はどうやらそれだけではない気がする。突然のゲリラ豪雨も多すぎるし、寒暖差も激しい。上がってんの?下がってんの?マジではっきりしてくれ!って感じである。(突然のマルシェ)

しかし本当にイライラ

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関取花 連載第23回 ペヤングソースやきそば

関取花 連載第23回 ペヤングソースやきそば

先日中川家さんのラジオを聞いていたら、剛さんが「ペヤング方式」についてお話されていた。簡単に説明すると、たくさんの変わり種の味を発売することで結果的にスタンダードなソースやきそばが引き立って、あらためてその美味しさに気付くというものである。

これは非常に興味深い話で、何もペヤングだけの話ではないなと思った。たとえば私にとってスニーカー界のソースやきそばはCONVERSEのチャックテイラー、黒のハ

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関取花 連載第22回 ニュルニュルでモヤモヤ

関取花 連載第22回 ニュルニュルでモヤモヤ

私は単純な人間なので、天気によってその日の気分が如実に変わる。晴れれば嬉しいし、曇りだとどうも冴えない。雨なんてもうそれだけでだめだ。ベッドから立ち上がるのさえ嫌になる。つまり梅雨は地獄の季節というわけだ。

例年だったら軽く飲みにでも行ってストレス発散するのだが、今は世の中の状況的にまだ気が引ける。毎日モヤモヤは溜まっていく一方で、何をしてもやる気が出ない。だからここ最近はYouTubeで猫の動

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関取花 連載第21回 ビールとライブは生がいい

関取花 連載第21回 ビールとライブは生がいい

2020.06.10

ビールとライブは生がいい6月ともなると半袖で出歩いても汗をかいてしまうような日も多く、例年だったらちょっと散歩した帰りに近所の中華料理屋にでも寄って、家に帰る前に軽く一杯…なんてことをするのが好きなのだが、今はそうもいかない。コンビニで発泡酒を買って、寂しく部屋でYouTubeでも見ながら晩酌をするのがここのところの日課である。

発泡酒ではなく缶ビールでももちろん良いのだ

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関取花 連載第20回 サボテン五兄弟

関取花 連載第20回 サボテン五兄弟

2020.05.13

サボテン五兄弟
4月頭くらいから、サボテンを種から育てている。本屋のレジ横にあった、「君はサボテンのうぶ毛を見たことがあるか」というポップの文字に妙に心惹かれてしまい、気付いたらこれもくださいと言ってしまっていたのである。

ネットで調べると10日前後で芽が出るとのことだったので、それからはただ待ちわびる日々が続いた。思い返せば、種から植物を育てるなんて小学生の頃の朝顔の観

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関取花 連載第19回 家族LINE

関取花 連載第19回 家族LINE

2020.04.08

家族LINE
先日ようやく、家族四人のLINE グループを作った。個別にはよく連絡を取っていたのだが、実は全員のグループは作っていなかったのである。

私にとって父、母、兄はもちろん家族以外の何ものでもないのだが、この人だから話せることというのがそれぞれにあるので、そこはわざわざまとめる必要がなかった。そして私以外のみんなも同じ感覚だったのか、誰もこれまで家族LINEを作ろ

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関取花 連載第18回 枕寿司

関取花 連載第18回 枕寿司

2020.03.18

枕寿司一人暮らしを始めてから、私はずっと同じ種類のバスタオルを使っている。オシャレでもなんでもない、ごく普通の茶色のバスタオルだ。
何が優れているわけでもないが、誰に見られるものでもないしこれといって不自由もないので、なんとなく古くなったと思ったらまた同じものを買い足してを繰り返している。
しかし、ここのところそんな私が、色とりどりのバスタオルを集めているのだ。

少し前、

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関取花 連載第17回 私はプチセレブ

関取花 連載第17回 私はプチセレブ

2020.02.12

私はプチセレブ新譜をリリースするに伴い、レコーディングやらその他の制作まわりでここ最近は忙しい日々が続いている。やることがたくさんあるのは本当にありがたいことなのだが、毎日こう何かしらに追われていると、たまにはご褒美が欲しいなと思ったりもする。かといって何が欲しいというわけでもない。ただ少しだけ贅沢ができればそれでいい。

そこで最近私がハマっているのが“プチセレブごっこ”

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