マガジンのカバー画像

HIROBA公式マガジン

水野良樹(いきものがかり)の実験的プロジェクトHIROBAの公式マガジンです。毎週金曜日にラジオ的長文コラム『そのことは金曜日に考えるから』が更新されます。その他の記事も随時更新… もっと読む
ソングライター水野良樹が主宰するHIROBAの公式マガジンです。HIROBAは『つくる、考える、つ… もっと詳しく
¥800 / 月
運営しているクリエイター

2021年9月の記事一覧

『OTOGIBANASHI』 START!

HIROBAの水野良樹です。 所属するいきものがかりや、個人のソングライターとしての活動とは別に、2019年からHIROBAという活動を続けていました。細々とした活動ですが、ご参加くださるゲストの皆さんのおかげで、かろうじて物語をつないでこれました。 この秋、そのHIROBAで新たなプロジェクトを始めることになりました。 『OTOGIBANASHI』 HIROBAを訪れてくださった5人の小説家、詩人の皆さんに、歌詞を書いていただきました。その歌詞をスタートラインにして、

スキ
41

『OTOGIBANASHI』をはじめるまえに

君へ。 いいかい。どうか、ゆっくり聞いて欲しい。 焦る必要はない。僕もゆっくり喋るから。 前の言葉と後ろの言葉とを丁寧に結びつけてくれ。 それぞれが、はぐれはぐれにならないようにね。すべては一連なのだから。 僕はね、ニンゲンは物語がないと、どうにかなってしまうと思うんだ。そもそもニンゲンは物語がなくちゃ、この世界を理解することさえできない。 何を言っているか、わからないって?そりゃあ、そうだろう。僕が話す言葉だって、ただ音を並べているだけなのだから。それをみんなは“意味

スキ
79

そのことは金曜日に考えるからno.2

金曜日がきました。 毎週、金曜日に更新される水野良樹のラジオのような長文コラム。HIROBA公式マガジンをご購入いただいている方だけが読んでいただけるものになります。 追記:Spotifyで『そのことは金曜日に考えるから』プレイリストをつくりました。コラム内でセレクトした楽曲を、ここにリストアップしていきます。ぜひ金曜日の夜長のおともに。 opening 今週は少しずつ、仕事が片付いていった1週間でした。一方で仕事が片付いたことによって時間ができてくると、空いたところに

スキ
34
有料
400

そのことは金曜日に考えるから。no.1

いや、もう土曜日だし。 のっけから1日遅れになってしまったけれど。HIROBAのオフィシャルサイトのリニューアルが【18日の土曜日】のタイミングになったので、今日の更新になりましたが、このコラムは、だいたい金曜日で更新していきます。 HIROBA公式マガジンをご購入いただいている方だけが読んでいただけるものになります。(今回はプレスタートということで、全文公開しています。) あまり推敲することなく、格式張らずに、なるべくならラジオのように綴れるようにしたいと思っていて、

スキ
34
有料
400

ある企画が始まる前に、語っておきたいこと⑥-”場”になる

HIROBA ”物語”のなかにいるのだなと思う。 高校生の頃に始めたグループが20年以上も続いている。いつからだったか「自分たちだけのものではない」なんて言葉を生意気に言い始めた。本心だった。 謙遜とか、周囲への配慮とかいうことではなくて、素直な実感だった。 3人で風を起こして、それが渦を巻き始めた。最初はつむじ風くらいの規模だったものが、どんどん大きくなって、台風のようになって、いつのまにか風を起こした自分たちでさえ、身を委ねるようなかたちになった。 多くのひとが

スキ
31

ある企画が始まる前に、語っておきたいこと⑤-生きていた”こと”は続いている

HIROBA ずっと「死」を軸に、歌を書いてきたところがある。 「死」という言葉が表面的に漂わせる非日常感だったり、暗さだったりをイメージすると驚きがあるかもしれないが、「死」とはもっともポピュラーで、普遍的で、ありふれた(ゆえに、避けることのできない)出来事だ。 自分は、お茶の間に近いとか、老若男女に愛されるとか、そういった形容をされる(ありがたいことだ)グループに長く所属してきた。「死」の表面的なイメージとは遠いところにあるものを書いていると思われることに不思議はな

スキ
39