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HIROBA公式マガジン

水野良樹(いきものがかり)の実験的プロジェクトHIROBAの公式マガジンです。毎週金曜日にラジオ的長文コラム『そのことは金曜日に考えるから』が更新されます。その他の記事も随時更新… もっと読む
ソングライター水野良樹が主宰するHIROBAの公式マガジンです。HIROBAは『つくる、考える、つ… もっと詳しく
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#対談Q

読む『対談Q』 水野良樹×半﨑美子 第4回:埋もれている小さな声や思いこそ、私が歌にしたいもの。

自分の活動の活動を全肯定してきた。 半﨑:私、36歳でデビューしているんですけど、水野さんは2000年くらいから始められたんですよね? 水野:デビューが2006年なんですけど、2003年ぐらいにライブハウスとかでやっていて、「本当にこの道で飯を食っていこう」っていうモードになっていましたね。結成は1999年です。 半﨑:そうですか! 私も歌手を志すって決めて上京したのが2000年なので、勝手に重ねると同時期で。私は2017年にデビューしているんですけど、ひとりでいろいろ

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読む『対談Q』 水野良樹×半﨑美子 第3回:「わかった」でも「わからない」でもなく「わかりたい」。

影響を受ける才能。 半﨑:自分自身、影響を与えるより、与えられる才能のほうがあるというか。影響を受ける才能っていうんですかね。カリスマ性とか、そういうところ真逆にいて。みなさんとおんなじ場所で対話している感覚なので、歌って一緒に涙し合ったり、対話したりするんです。よく、「ステージに立つひとは泣いちゃいけない」みたいな…。 水野:言われますよねぇ。 半﨑:私は常に泣きながら歌っているんですけど。でも、私は歌う側が感動しちゃいけない理由が、まったくわからなくて。ステージを隔

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読む『対談Q』 水野良樹×半﨑美子 第2回:私が器となって誰かの思いを受け取って、曲にさせていただいている。

数秒の間が勝負。 半﨑:これも訊きたかったんですけど。路上ライブ後にCDを販売されますよね。そのとき、ライブが終わって、「じゃあCDを販売します」ってなった本当に数秒の間が勝負と言いますか。 水野:なるほど。 半﨑:バーッってひとが散ってしまうのか。どなたかがCDを買いに来てくださるのか。そこも大事なんだと、やっていくうちに気づいて。自分のBGMに自分でアナウンスを録音しておいて、それを流してサイン会するとかやっていたんです。そういうところも、いきものがかりさんは3人で

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読む『対談Q』 水野良樹×半﨑美子 第1回:音楽に触れてこなかった方に出会える稀有な場所。

玉置さんの歌声の波動。 水野:対談Qです。今日のゲストはシンガーソングライター・半﨑美子さんです。よろしくお願いします。 半﨑:よろしくお願いします。 水野:実は、Twitter友だちと言いましょうか。 半﨑:はい(笑) 水野:いきものがかりは路上ライブ出身。半﨑さんはショッピングモールでのライブが注目を集めました。同じようにストリート的なところからキャリアをスタートして。あと、ふたりとも玉置浩二さんのファンで…そんなところからTwitter友だち的にお話させていた

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読む『対談Q』吉田尚記さん(アナウンサー)「歌がない文明は滅びる?」後編①

「1、2、3…あとたくさん」って文明の方が多いんですから! 吉田:最近いちばん興味があるのは、文化人類学で。 水野:ずっと言ってますよね。こないだも言ってましたよ。だからまだずっと興味が続いているんだ。 吉田:おもしろいもん。我々のスタイルなんて、この世の中に何億個もあるスタイルのうちの、たった一個。  水野:文化人類学のおもしろさは何ですか? 吉田:さっきも言ったように、今まで自分が知っていたことが全部嘘かもしれないって思えるところ。読めば読むほど、どんどん気持ちが

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読む『対談Q』柴那典さん(音楽ジャーナリスト)前編①

水野:さぁ、今日のゲストは音楽ジャーナリストの柴那典さんです。よろしくお願いします。 柴:よろしくお願いします。 水野:柴さんが『平成のヒット曲』という本を出されました。平成から令和に至るまでの約30年間。それぞれの年のヒット曲、話題の曲をテーマに、楽曲と社会とを照らし合わせて考えるような論考です。たくさん僕の発言も引用していただいて。    柴:そうなんです。2010年の曲として、いきものがかりの「ありがとう」を選ばせてもらいました。2010年頃というのは、ちょうど

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読む『対談Q』柴那典さん(音楽ジャーナリスト)前編②

柴:平成が終わった直後って、まだ平成という時代をどう総括するか、フワフワしていた気がするんですよね。たとえば経済だったら、失われた何十年って言い方とかも定着しているし、イメージも固まっているけれど。我々が対象にしているポピュラー音楽、J-POPの平成ってどんな時代だったか。変わった直後は、僕もよく位置付けられてなかったんですけど。まぁ今になって、本当に言えるのは「平成=コロナ前」っていう。 水野:ああ、なるほどね…。 柴:本当にその記憶とイコールになってしまった。とくに最

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読む『対談Q』柴那典さん(音楽ジャーナリスト)前編③

柴:これ、いつも僕がインタビューする立場だから聞きたいんですけど。水野さんってHIROBAで『OTOGIBANASHI』を始めて。あれ、めちゃくちゃ大変なプロジェクトだと思うんですけど。素朴な質問として、なぜあんなに大変なことをやろうと思ったのか。 水野:なんかヒントが欲しかったんでしょうね。『OTOGIBANASHI』って企画が終わって、今、振り返って思うんですけど。なぜ、ひとは物語を作るのか、なぜ、ひとは歌を作るのか、というめんどくさいことを考えるんですよ。 柴:ええ

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読む『対談Q』柴那典さん(音楽ジャーナリスト)後編①

柴:なんか今年去年くらいからヒットチャートを見るようになって、気づいたことがあって。『ヒットの崩壊』にも書いたけど、オリコンランキングよりもビルビードのチャートをよく見るようになった。 水野:へぇ、そうなんですか。 柴:ビルボードのチャートって、CDだけじゃなくてサブスクの再生回数とか、ラジオとか、複合して集計しているんですけど、毎週見ているとポーンって1位になって、すぐに消えていく曲と、2位から5位あたりにずっといる曲と2パターンあって。目立つのはパーンと1位になって、

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読む『対談Q』柴那典さん(音楽ジャーナリスト)後編②

柴:『犬は歌わないけれど』で、何よりグッときたのは、書き下ろしの「親友」で。僕、コロナ禍のいきものがかりをZoomで見ていたんですよ。 水野:そうですよね、「今日から、ここから」のとき。柴さんにあのやりとりを記事にしていただきました。 柴:「今日から、ここから」という、亀田誠治さんといきものがかりが、日比谷音楽祭に向けて作った楽曲。あれって、本当に1年かけて作ったんですね。 水野:まさに1年ですね。途中、どうしても中断する時期もあったので、Zoomでやり取りしながら。

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読む『対談Q』スキマスイッチ前編①

水野:さぁ対談Qです。今日はHIROBA初のYouTubeコラボ。これはもう大先輩に甘えようということで、こちらのお二方に来ていただきました。スキマスイッチの大橋卓弥さん、常田真太郎さんです。よろしくお願いします。もう大先輩! 常田:そうでもないんだよ。 大橋:そうでもないんだよ、キャリア的に。 水野:マジっすか? 常田:2003年デビューだから、うち。(いきものがかりは2006年デビュー) 水野:いや、でも僕らがデビューしたときには、活躍されているってイメージ。イ

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読む『対談Q』スキマスイッチ前編②

水野:『クリスマスの約束』で、毎年、秋冬に必ずお二人とご一緒するじゃないですか。委員会バンドって言って、小田さんとスタレビの要さん、スキマのお二人と僕。5人でやるんですよ。で、5人でリハーサルやりながら、たまに現場で、スキマのお二人の喧嘩になっている瞬間があるんですよ(笑)。 大橋:はいはい(笑)それはよくある。だからそんな感じよ。 常田:喧嘩と思ってない。 大橋:僕らは喧嘩と思ってないんですけど。ちょっとあれ?ピリッとしてる?みたいな。 水野:あれがめっちゃ僕は好き

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読む『対談Q』スキマスイッチ後編①

水野:いや、でも絶対、僕言えないです。聖恵にそんなこと。 常田:まぁ、男女っていうのがまたね、違うよね。 水野:キャッチャーでいようって思っちゃう。 大橋:まぁ、でも水野はそういう立ち位置でもあるしね。聖恵ちゃんに対してね。 常田:3人だと、そのバランスが上手いこといってたのかもしれないね。 水野:ぶっちゃけどうしたらいいですか? 大橋:本当は、水野がずっと気を遣って聖恵ちゃんのお膳立てをしてやっていくのは、僕はあんまりいいとは思わないのよ。やっぱりある程度、対等

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読む『対談Q』スキマスイッチ後編②

水野:新しい2人で始まるんだから、22年間立ち位置同じだったけど、変えようって。 大橋:聖恵ちゃんのビッタリ後ろにいるってのは? 水野:背後(笑) 大橋:そんなことしてるひといないから新しいよ(笑)。常に背中合わせにするとか。 常田:新しいよそれ(笑)。 常田:ただ、こればっかりは聖恵ちゃんがどう思うかも大事だからね。 水野:真ん中好きだからなぁ。 大橋:だからセンターで背中合わせは?下手、上手を見て(笑)。   水野:真ん中見ましょうよ(笑)。おかしいじゃ

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