ある企画が始まる前に、語っておきたいこと⑥-”場”になる
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ある企画が始まる前に、語っておきたいこと⑥-”場”になる

HIROBA

”物語”のなかにいるのだなと思う。

高校生の頃に始めたグループが20年以上も続いている。いつからだったか「自分たちだけのものではない」なんて言葉を生意気に言い始めた。本心だった。

謙遜とか、周囲への配慮とかいうことではなくて、素直な実感だった。

3人で風を起こして、それが渦を巻き始めた。最初はつむじ風くらいの規模だったものが、どんどん大きくなって、台風のようになって、いつのまにか風を起こした自分たちでさえ、身を委ねるようなかたちになった。

多くのひとが関わっていき、多くのひとが去っていく。交差点のようなもので、それぞれの人生が、渦に関わっていく。深く、長い時間、関わるひともいれば、短く、少し立ち寄っただけのひともいる。大きな渦のうごめき。それ、そのものがグループの物語だから、たとえ交差点の真ん中で旗を振っているのが自分たち3人であっても、その物語は”3人のもの”ではない。

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