ある企画が始まる前に、語っておきたいこと④-”かたち”と”物語”を与えられた先で
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ある企画が始まる前に、語っておきたいこと④-”かたち”と”物語”を与えられた先で


HIROBA

夜空の星を眺めて、何を思うのか。

無秩序に散らばった星たちを、線でつないで、星座(=かたち)という虚構を立ち上げるのが人間だ。それらには豊かな神話が添えられていて、今にまで語り継がれている。

そこにあった現実は、暗闇に浮かぶ、星の光だけだ。
そんな、ほぼ無に近い地平から、物語を立ち上げる過程がどんなものだったのか。あえて”語り始めた誰か”がいるはずだと言ってしまうけれど、そのひとと(そのひとたちと)同じくらいの想像力は、僕らにもあるはずだと思っている。人間はそう変わらない。

僕らはそれほど進化していないはずだ。歴史を経て、知識は膨大に増えたけれども(個体の死を超え、知識が受け継がれ、集団のなかで蓄積されていく様子は、それそのものがひとつの大きな”コト”であり、生命のようだけれど)、想像力自体は、それほど変化はなかったのではないか。

このとき、試されているのは、星を眺める側だ。
星の光は、おどろくことに、古代とほぼ不変だ。

ああ、でも地上の光が増えたから、見えなくなってしまった星が多くあるか。

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星座は"かたち"であり、神話は"物語"そのものだ。

星座は"どう見たか"であり、神話は"どう語ったか"だ。

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