見出し画像

きびしい春だけど


吉岡と山下から押印済みの契約書が届いて。
自分が押印した契約書とも合わせて3枚。
これで晴れて自分たちがつくった新事務所と、自分たち自身が契約したことになります。ま、自分たちのためにつくった会社なんだから、あたりまえっちゃーあたりまえなんだけれど。一応、ちゃんとしておかないとね、と。

ハンコを押すために出社!
みたいな話題がよくあがっていますね。前事務所からの細かい業務の引き継ぎもあって「ハンコ押してください!」の場面は、一般企業に勤めたことのない自分からすると人生最大くらいに押し寄せているんですけれど、そのタイミングでリモートワーク必須みたいな状況になっちゃって、少しあたふたしてます。やりとりがある外部の会社さんも、書類を郵送してもオフィスに担当者さん、いらっしゃらないかも、とか。なかなか難しいですがスタッフさんたちに助けてもらいながら、淡々とできることをやっています。まずは、とにもかくにも郵便やバイク便、宅配便。輸送に関わる皆さんに感謝するばかりですね。


4月頭からメンバー新会社による新体制になって、さぁ、全国ツアー。
皆さんの前に立って、新しく進んでいく自分たちを見てもらおう!と意気込んでいたら、いきなりの急展開。こんな厳しい春になってしまったので、人生とはなかなかうまくいかないものです。

画像2


”人生とは”なんて大袈裟な主語にしちゃっていますが、さすがに独立はそれなりに勇気のいる決断だったので。このタイミングでまさかこんなこと起こる?っていうのは正直思っちゃいますね笑。

20年間、グループやっていて、小さな自慢があるんですけれど。
自分たちの単独公演で、ライブが飛んだことなかったんですよ、今まで一度も。
はるか昔、学生の頃、駅前でやっていた路上ライブの雨天中止とかはありましたけど。ライブハウスとか、ホールとか、そういう会場でライブをできるようになってからはデビューから1度も中止になったことがなかったんです。(この件に関しては体調管理がんばった吉岡が特にえらい!)荒天や災害にも見舞われず、運がよかったのもありますが。

(地元、海老名、厚木の10周年野外ライブも雨が降りましたが、ギリギリ開催できました)

画像2


20年間一度もライブ飛ばしてなかったのに、独立して一歩目でいきなり世界規模の感染症拡大が起きるなんて。映画みたいな展開ですよ。今年のツアーは前事務所の主催なんで、ライブの可否含め判断するのは今までのライブ制作チームなんですが、これまでいろんなトラブルを越えてきた歴戦の仲間たちも、やっぱり予想できない事態に混乱してますよね。初日を迎えられないってのははじめてなんで。(初日に、メンバーの骨折が判明したってときはあったけど笑)

正直、まじかよ。
正直、めげる。

でも、新しいスタッフさんとも話していたんですけれど、ここまでの厳しい局面も無いから、ここを乗り越えたら、僕ら、のっけから強いチームになれますねと。わずかなユーモアを忘れずに静かに頑張ってます。

スタッフチームがいて、それぞれに動いてくれていることで助かりますね。甘えられる相手がいるというのは。

去年の今頃。春過ぎくらいから独立の発表がある年末までは、引き継ぎや契約に関連して、やっぱり膨大な事務作業があったんですよ。でも、それは変なかたちで外部に漏れるといけないので水面下で、普通の活動をしながら準備していかなきゃいけなかったので、めちゃくちゃ大変だったんですね。

曲を書きながら、一方では契約書の条文をつぶさにチェックして、何回もやりとりをして、現場のスタッフさんと引き継ぐための打ち合わせだったり、確認だったりを頻繁にやったりして、会社の設立準備のもろもろもあって。モードの切替が本当に大変で。けっこう精神的にも肉体的にもカロリーのある作業を延々と誰にも言えないなかでしていたんで、本当にしんどかったんです。ですが、今はそれを任せられるスタッフさんも何人かいるので心強いなと。この状況を越えられれば本来の「つくること」により集中できるようになるのかもなと。

そこに希望を抱けるので、なんとか今、目の前の、めげそうになる、一向に先の見えない暗闇でも、頑張っていられるのかもしれません。

苦しい状況が続きますが、チームで頑張っています。
どうか、いきものがかりを長い目で応援していただけたら、嬉しいです。

そして何よりも、皆さんも、ご自愛くださいませ。
報道を見ていると気持ちが落ちたり、怒りが湧いたり。自分も冷静ではなかなかいられないですが、対岸の災害ではなく、不安はすぐとなりにあるものというのが今回は本当に厄介です。この厳しい春は、誰もが”当事者”だから、誰もがそれぞれの立場での困難さを抱えていて。とりわけ現場の医療に関わる方々の困難さは想像もできません。

なんとか少しでも早く、厳しい嵐が過ぎ去っていくことを願うばかりです
自分も日々を気をつけていきます。


水野良樹



この続きをみるには

この続き: 0文字
この記事が含まれているマガジンを購読する
ソングライター水野良樹が主宰するHIROBAの公式マガジンです。2019年春からスタートした水野の個人メディアHIROBA(http://hiroba.tokyo)の記事の他、水野良樹の公式SNSとしても機能します。HIROBAや水野個人の活動に興味をもって、ご支援してくださる方は、ぜひご購読ください。

このnoteに掲載されるHIROBAの記事が全て読める公式マガジンです。このHIROBA公式noteでは約7割の記事はご購読せずとも、ご覧…

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
ソングライター水野良樹が主宰するHIROBAの公式noteです。 『考えること、つながること、つくること』 その3つを豊かに楽しむための広場=HIROBAをつくっていく試みです。 定期購読マガジン『HIROBA公式マガジン』のご購読もよろしくお願いします。